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第12回かながわ乳がん市民フォーラム

2013年08月05日
◇詳細はこちら

第一部 教育講演

演者:土井 卓子 (湘南記念病院 かまくら乳がんセンター センター長)
「乳がん治療の変化 過去、現在、そして未来へ」

演者:吉田 久美 (体験者、乳がん体験者コーディネーター)
「体験談」

司会:谷 和行 (平塚共済病院 乳腺内分泌外科・化学療法室 部長)

第二部 パネルディスカッション

変化する乳がん診療…昔の常識は今も常識?

パネリスト:
勝俣 範之 (日本医科大学武蔵小杉病院 腫瘍内科 教授)
土井 卓子 (湘南記念病院 かまくら乳がんセンター センター長)
瀬畑 善子 (神奈川県立がんセンター 乳がん看護認定看護師)
吉田 久美 (体験者、乳がん体験者コーディネーター)
山本 聡美 (体験者、看護師)

司会:
清水 哲  (神奈川県立がんセンター 乳腺内分泌外科 部長)
本田 麻由美 (読売新聞 編集局 社会部 記者)



土井先生のお話は興味深かったです。
「乳がん治療の変化 過去、現在、そして未来へ」
というテーマで、先生が研修医の頃から現在までの
乳がん治療に対する様々な変化・変遷を話してくれました。
ある程度、こうしたセミナーに参加したり
乳がんの勉強をしていると術式や治療の変遷の知識はあるけれど
先生が実際体験したお話を盛り込んで下さることで
より、身近にというかリアルに感じることが出来ました。

消化器の先生が乳がんの患者さん手術しておいたよ~
(乳腺外科医が少なかった時代)と言ってきたお話とか!


こうして過去から現在までの話を聞くことによって
また、現在から未来へと期待できるのかな~と。

3日の時点で「来週にはまた新薬が承認される。
別のもうひとつの薬も承認予定」とのお知らせもありました。

<プロジェクターの資料より一部抜粋>
進歩
診断器具・技術の進歩、検診の進歩、薬剤の進歩、疾患のとらえ方が変わってきた!
治療方法も変わってきた、医療者の向き合い方も、患者さんの気持ちも変わった!
※学会も変わった→昔:乳癌研究会 演題数42 今:日本乳癌学会 演題数1848
超音波検査
1960年代日本初のBモードエコーの画像がスクリーンに映されました。
すごい大掛かりな器械!
・ぼんやり(学生時代)→はっきり(研修医時代)
・水に乳房を垂らす→プローぺに袋をかけ水を入れる→水の入ったアタッチメント付き
 →現在の形へ
・インターベンショナルな使用時代へ
・さらに進化中
診断能力が高くなって何が変わったのか?
・術前に組織が分かるので、術前化学療法が有効な症例は先に抗がん剤へ
・広がりが確実に分かるので、温存に向かない症例は方針変更へ
・無駄な経過観察で悪化させない
・判断がつかない不安が解消
乳癌検診も変化
・1987年:乳がん検診が制度化:視触診
・2000年:50代以上の女性にマンモグラフィ検診開始
・2004年:40代女性もマンモグラフィ検診開始
・今後超音波の導入が検討中
衝撃の分子標的治療薬
・学会で私も「C-erbB2」発表してました!
・それが薬になるなんて・・・
・それも、ものすごく良く効きます!!
・「治す」ことが可能と思えた瞬間です!
・2001年から再発に使用可
・2008年から補助療法に使用可、
・2011年から術前補助療法に使用可となった。

※↑↑現在、学会で発表されたりしている研究成果が
 将来的には実用となる可能性が具体的に期待できるお話でした!

あと、昔は骨転移があった場合、とにかく骨折させてはいけないので
歩かせない、ベッドから動かさない、
患者は寝たきりの生活を送っていたけれど、
ビスフォスフォネートが出てから劇的にQОLが改善したことは
多発骨転移している身としては
薬剤の発達の恩恵にあらためて感謝。



自分のノートメモより

・1987年に乳がん検診が制度化されたけど死亡率は下がっていない。
 早く見つける、小さく見つけることが大切
 対象人口の80%が検診受ければ、死亡率20%下げられる

・再発治療
 20年前:強いもの効きそうなもの
 現在:繰り返し長く使えるもの。抗HER2新薬。ホルモン剤の選択肢も増えた。
    抗がん剤の種類も増えた
    ※抗がん剤の種類は増えたが治療成績があまり上がらない。
     種類がありすぎるため、抗がん剤を使いすぎる危惧。
     増えたおかげ(せい?)で、副作用で身体がボロボロになるまで
     使ってしまうケースもある。

・抗がん剤が増えたので、長く治療を続けられるようになったが、
 生活に支障をきたすケースもある。コントロールしながら
 どういう生活をしたいか、自分が大切にしているものを考えながら
 治療をすすめる。

・治療方針を決めるのは誰?
 昔はドクター。現在はインフォームドコンセント。
 患者に治療方針を伝えるだけ?話しあいをしながら。
 患者:決めなさいといわれても困る・・・

・治験について
 参加する?しない?
 治験は次の世代のため。あなたのためではない。
 もしかしたら、あなたの治療にマッチするかも
 
 私たちが現在使っている薬も、多くの過去の患者さんたちが
 参加して下さった結果、実用化へと歩んできた。

・治療する?しない?
 無治療のすすめ的なことが、メディアを賑わしている。
 早期の小さながんで取るだけで治せるのに、無治療はもったいない。
 ずっと治療をしないで、手遅れとなってから駆け込んでくるケースもある。
 
 治療する、しないは、患者の選択であるけれど
 単に治療の辛さのことだけでなく、治療せず放置しておいたら
 どうなるのか?ということまで理解してから決めて欲しい。


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乳がん・学会/セミナー/イベント | コメント(2) | トラックバック(0)
コメント
No title
なるほど…行った気になったわ。ありがとう!
Re: No title
>ユメちゃん

お帰り~。もうちょっといろいろあるのだけどねー

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