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雑誌の記事だけでは分からない”究極の選択”

2013年07月24日
下記「抗がん剤を拒否する生き方」
サブタイトルが“究極の選択”あなたならどうする?
なんか凄いね・・・

って、やっぱり実際、がんと告知され、ある程度自分で治療方法(の選択肢)を
理解していないと、分からない(分かり難い)かと思うし、
自分の命に限りがあることを、健康なとき漠然と想像して、
どういう治療を選択するか?と、仮定で考えるのと
現実に直面したときと、心理状態も全然異なると思うし
“究極の選択”←この言い方も患者としてはどうかと思けどーは
多くの読者にとっては、やっぱり遠い出来事なんじゃないかな~。
タイトルは派手だけど。
ただ、こういう選択もあるのですよ、という予備知識の提示、にはなるのかな。

で、サバイバー視点としては、情報が不足すぎて「???」

最初に紹介されていたのは『いのちを楽しむー容子とがんの2年間ー』
という映画で、私はまったく知らなかったのですが今年の六月、
渋谷で上映されていたようです。

乳がん患者の容子さんが十二年三月に五十八歳で亡くなるまでの
二年間に密着したドキュメンタリーだそう。
製作会社のコメントの一部となりますが
>いま受けている治療は自分にとって正しいのか
>そして最期をどのように迎えるのかを考えさせる作品になっています。
と書かれていました。

そして、病歴?については(以下は、記者の書いた文章)
>乳がんだった渡辺さんは四十六歳で乳房温存手術を経験した
>しかし、その八年後、肺、肝臓、骨へとがんが転移。
>ここで渡辺さんは、抗がん剤治療を受けない生き方を選んだ。
>様々な医療書を読み、医師任せの医療に疑問を感じていたのだ。

これだけしかありません。
私はこれを読んで、その46歳での手術が初発の治療と受け取りました。
で、8年後再発したのかと。

サブタイプや病理結果、グレードなどなどの情報がまったくなし。
温存で放射線はしなかったの?ホルモン療法は?
初発も抗がん剤なし?あれこれ疑問が沸いてくる。
*********************************************************************
初発で治療は手術だけだった友人のことを思い出したりして。
(6年間再発なく元気です!!)そういえば、彼女の病理はどうだったんだろう?
放射線もホルモン治療もなく、乳房の全摘手術のみ。
思わず電話してしまった。後述します。
*********************************************************************
でも、一般の読者向けには、そんなサブタイプや病理のことなど
書いてしまうと、より複雑になってしまい分かり難いのかな。

もう少し情報ないかな~と、ここはネット社会
映画のタイトルで検索をかけると、いくつかのサイトが作品紹介という形で
ヒットします。そして、驚いたのが以下の文章。

主人公の渡辺容子 さんは40歳 で乳がんを発症した。
彼女は、身体にダメージを与える手術や抗がん剤を極力さけ、
転移がわかった後は緩和治療に徹した。
容子さんの主治医・近藤誠医師は
「患者よ、がんと闘うな」の著者で医療界のタブーに挑戦している。
「最期まで悔いなく楽しく!」その言葉どおりに容子さんは生きた。
その見事な生き方に多 くの人が巻き込まれ楽しんだ。


え?初発は40歳?
文春の記事からはまったく分かりません。
じゃ、その初発のときの治療は?(病理は?サブタイプは?)
手術はその6年後、文春に書かれていた46歳が始めて?
(逆に、この作品紹介の文章だけだと、手術も放射線治療も
しなかったかのようにも受け取れる・・・)

ご本人のブログにもヒットしたのですが、
ボリュームが多く、カテゴリーが「病歴」とか「治療」
をまとめた記事が探せず、さっと見ただけではよく分かりませんでした。

転移がん治療(無治療)というカテをクリックしてみると
直近の記事が、2012年2月、放射線治療が終わりましたー
という内容だったので、厳密には「無治療」ではないと思うのですが・・・

文春には、その他の乳がん患者さんの例、乳がん以外の患者さんの例も
掲載されています。副作用により生活の質を下げることなく
自分らしく生きるために、あえて抗がん剤治療を受けないー
という選択も、もちろんあるでしょう。
でも、掲載されてる方はある程度、人生の折り返し地点を過ぎた方・・・
60代後半や70代の方と
乳幼児、あるいは学齢期の子供を残していくわけには行かない
副作用があろうと延命に繋がる治療はやっていくーという方とは
向き合い方が大きく異なるのではないかしら。

いえ、年齢ではなく、
個々の命や生活の質に対する想いの相違でしょうか。

初発の治療のとき、私同様FEC+Tを医師から提示された
治療同期のサバイバーさんたち、
パクリタキセルかドセタキセルを選ぶよう告げられたときすごく迷っていた。
私は仕事のこともあり毎週の通院ではなく、3週間に1度のドセタキセルを選んだ。
(今となってみると、ライン取りも凄く大変だったのでドセで良かったけど。
もちろん、主治医は代表的なそれぞれの副作用も示してくれていた。)
木曜日投与にして、3週間に一度、木~日曜日の4日間休暇取得。
でも、結局10日後くらいに、どっか~~んと骨髄抑制が来たり
熱発したりもしました・・・


仕事も持ち、なおかつ子育て中のサバイバーさんたちも
時間的なことを考えるなら3週間に1度の通院で済む
ドセの方が楽なのだけど、パクリタキセルの方が、
ほんのわずかだけど治療成績が良いというエビデンスがあったので
少しでも効果が上回るならと、パクリを選んだりしていた。

前述の初発治療オペだけの友人は
ステージ1。2センチの腫瘍。
具体的な数字は記憶にないけど、悪性度はそんなに高くなかったと。
たぶん、リンパ管浸襲も静脈侵襲もなし。
ホルモン感受性があったので、医師からホルモン療法を勧められたけれど
副作用のことなども考えて、ホルモン治療はしないと
自分で選択し、医師もそれ以上は勧めなかったそう。
(医師はホルモン療法の再発予防の効果のデーターも示して
説明してくれたとのことです。癌専門病院での治療)


治療の選択・・・

選択肢があることは有難く、難しい。

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がんメディア情報/書籍 | コメント(16) | トラックバック(0)
コメント
No title
気になっていた記事の内容を、ありがとうございます。
yannさんのまとめる力・・すばらしー✿v✿

やはりという言葉がぴったり来ました。間違いではないけど、浅い。タイトルは派手でも、その手の記事はほとんど浅く感じて終わることが多いです。
がん患者に何かを提案ような顔をして、実は健康な人の不安をあおって購入に結びつけるのか一番の狙いなのかな。いや、どちらも手を伸ばしたくなるタイトルか。

原生林の一人ひとりの記事の方が、知りたい人の知りたいことにずっと詳しく答えていますね(本人にそんな気負いは無くても^^;)



ガン検診の向上につながるの?
最近の医療番組とかもそうだけど、やたらがんが多いのよね。
検診につなげていくつもりなのか?私もついつい見ちゃいます。
人生折り返し地点過ぎたら、治療のつらさはかんがえるよね~いきざまだよね。でも飲む抗がん剤が効くなら、標準治療しない人も増えるかも。まあ、まともの病院だと最初にその薬を紹介されないけど。
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
近藤氏の著書から
いつも、情報参考にさせていただいています。
手持ちの近藤誠氏の「がん放置療法のすすめ」に渡辺容子さんのことがありましたので、書きます。
四十歳で直径5mmのしこり、次第に大きくなるも、六年間放置。近藤氏に受診(2000年)4×4.5cm、リンパ節転移あり。温存手術をうける。2009年に腰痛出現、骨、肺、肝臓転移。放射線治療奏功。抗がん剤は不使用、「本書執筆時点でも、元気にしておられます」との記述です。後書きの日付は2012年2月…ひと月後になくなられているんですね。
参考になるかわかりませんが、少しでもお役に立てればと思います。
No title
ううーん、本当に選択肢があるということは「難しい」。

どの選択がベストか、その人によって違うのでしょう、
でも臆病者で科学医学を信奉している身としては
手術も化学治療も放射線治療もホルモン治療も
出来るだけ早く、ぜんぶ、やっちゃいたかったのよね。
(化学治療はやらなくていいということになったけど)

でも、本(雑誌)のタイトルは
本当にもう少しどうにかならないのかな、と
思うことは多いですよね、
「究極」というほど究極ではなく、
一選択肢、と感じますけど・・・。
そしてその方の少ない情報、
読者を「医学知識の無い一般人」と
思っているのかな・・・・
Re: No title
>blueさん

こんばんは~!コメありがとう。

いつも、本当に伝えたいことが伝わるといいな~と願いつつ書いてるけど
なかなか、難しい~と想いつつ書いてます。
まあ、医療専門誌でないので、詳しい病理や
その治療をしたときのベネフィット云々の視点よりは
やっぱり感情に訴えかける・・・というか。

でも、たぶん、自分がサバイバーでない立場なら
雑多な情報を提供する「週刊誌」の記事のひとつとして
ふむふむと読んでいたのだろうな~と。

原生林(笑)
歩き続けますとも~
Re: ガン検診の向上につながるの?
>きよらさん

そうだね~。やっぱり多くなったような気がする。
以前は、がんは本人に告知されなかったりとかあって
隠すもの・・・みたいな感じだったのが
新薬や新しい治療が出てきたり、患者自身が選択できることが
増えてきたからかもしれないね。
Re: No title
>鍵コメ b様

コメントありがとうございます!(嬉)
ずっとメールしたいな~と思いつつ、プチご無沙汰ですみません。

鳥越さんや立花さんの言葉なんかを読んだり聞いたりすると
お仕事でも立派な業績を残され、子供さんも成長されお孫さんの顔も見た・・・
という世代の方が、がんと向き合ってある意味、人生達観してる部分もあり
(でも鳥越さんなんか著書を読むと、
私たちと同じようにぷーぷー言っていたりとかもあり・笑)
まだ、生きて楽しむことに未練満載だもん、
諦観も達観も出来ないよ~という私(たち?)がおり・・・

ナースかつサバイバーの友人も、様々な症例の知識があるので
情報交換しつつ、分かち合えるものは分け合って、やっていきましょうね。
Re: 近藤氏の著書から
>ビオラさん

こんばんは!!補足の情報ありがとうございます!!
初発のその確定診断の時は無治療だったのですね。
その、5ミリの段階で、リンパ節転移もない段階で
治療をしていたら、再発はなかった?

個人的な感想では、5ミリのときに治療をするのと
4センチ、5センチになってリンパ節転移もあって
治療するのでは、早い治療の方がベターなんじゃないかな~と
どうしても思ってしまいます。

ただ、患者が納得して治療を選択する、というのが
大前提なので、彼女にとってはベストな治療だったのでしょうね。
Re: No title
>ゆりさん

こんばんは。コメントありがとうございます。
私もやっぱり「標準治療」かな~(現状)
でも、もしかしたら、将来的に考え方が変わる可能性ももちろんある?

たぶん、実際の治療の知識のない読者にとっては
まったく疑問のわかない文面なんじゃないかな~。
私も、こうなってみて、サブタイプだの
病理結果は?とか、悪性度が低かったからケモを
回避する選択もあったの?とか思うワケで。
なるほど
いつもわかりやすい文章で尊敬しております。近藤先生は、ある意味究極なので良いか悪いかは難しいです。治療を選択して後悔しないのが、一番なのかな~~と最近感じています。今のベストを大切にして。
共感できなかったという記憶
いつだったか本屋で斜め読みした本に載っていた女性
のことだわ~と記事を読んで思い出した次第。

私は乳がん発覚当初、無治療(三大治療をしない)で
治すかどうかで悩みまくったので、この方の治療の選択
については、本人の確固たる信念なのねぇってことで
普通に受け入れられたけど、乳がんについての考えが、
"全身病だから、いつかは増悪して治らない病気"
というのが、著者と女性で一致していて(他にもある)、
その点がどうしても気に食わなかったのであります。

それにしても、いつもながらyannchanの文章力は素敵。
私ゃ短文ですらヒーヒーだわ(笑)
Re: なるほど
>タッキーさん

ども!コメありがとう。
専門知識もありサバイバーでもあるタッキー。
相談に乗ってもらっているとき、いつも、明快な説明に
こちらこそ、尊敬~&感謝。
Re: 共感できなかったという記憶
>FB☆AYAさん

FB☆AYAさんは、
標準治療でない方法も考えたことがあったのね。
もうちょっと穏やかな治療で根治出来るようにならないかな~。
まあ、がんだけでなくてね。
でも、すべての病に打ち勝つというのは
自然の摂理に逆らうことなのかしら。
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
Re: 先ほどは、有難うございました❤
>鍵コメ ミ様

こんにちは。いえいえ私のほうがいろいろ教わりました。
とても具体的に薬剤の選択や治療内容、
主治医との会話など教えて下さっていたので。
ゆったりと、無理のないペースで続けて下さい。

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