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学会レポ1 乳がん治療の今後~AdherenceからAdvanced Care Planningまで 1

2013年06月30日
イブニングセミナー 11 6月28日(金)

当然、医師の参加が一番多かったのですが
投票用の機器(テレビのリモコンのような形状)を私たち患者も含め参加者全員に渡され
主催者側からの質問に投票するという場面もありました。
(例えば、あなたは 1医者 2看護師 3薬剤師・・・患者、その他ーですか?
というようにボタンを押して回答)
なので、自分の回答が反映されるということで、より興味も高まり
今回、いちばん分かりやすく(患者レベルでというかワタクシのレベルの理解力で^^;)かつ
参考になったセッションのひとつでした。 

Adherence
というのは、私は初めて聞いた言葉で、
医療従事者の中でも知らなかったという回答も多かったですが
2001年WHOの総会ですでに提言があったとのこと。

慢性性疾患ー生活習慣病等の患者がきちんと服薬できておらず
期待する治療効果の3分の1しか得られない。

その要因としては
・医療側
・病状の要因
・患者側の要因
・社会的、経済的要因
・治療関連の要因
があげられる。

これを乳がんの術後内分泌療法でみていくと・・・・

◆Adherenceって何?

Compliance
遵守 医師の指導に従うイメージ?
Adherence
執着 患者側が治療に積極的に参加するー執着心

投票があり、術後内分泌療法では、どのくらいの割合で服薬を途中で
止めてしまう人が多いか?の質問には2~3割の回答が一番多かった。
私も同様の回答をしたのですが、回答を選ぶボタンを押した後
あ、でもポスター掲示では、AI剤では
4割くらいが服薬中止してしまうっていう発表も見たことを思い出した!
(結構、大きな割合でビックリしたので)

で、回答はやはり、AI剤では4年で4割が治療中断
タモキシフェンでは8割が継続しているとのことでした。
(※統計方法は不明。ポスター掲示などは、その病院での統計なので
このセッションに参加の医師の所属病院での統計か他院も含めてのリサーチ?)

特に、若い人(40才以下ー30代)の治療中断が多い
→女性らしさの喪失(生理が止まることによる身体的症状から)、子供のことが優先
(自分にかかる医療費を子供、家族のためにまわすなど・・・)、出産の希望
75歳以上では「飲み忘れ」がほとんど。費用(年金だけの生活になる)など

◇服薬期間が長くなるほどAdherence低下
◇Adherenceと生存率
◇Adherenceを向上させるために医師の分かりやすい説明、声がけ
  副作用に対する心配は、薬剤師、看護師なども協力して対応

・患者が乳がんに対する正しい理解をし、自分の足で安心して歩く
(手術したから終わりではない。手術(や放射線)は局所療法。
 乳がんは全身病なので(ケモ)やホルモン療法など全身に対する治療必要(なケースあり)
・患者会でのヒアリング→服薬中止する人多い
 →治療に対する理解の不足
  経済的な問題(←鹿児島の患者会の例。困っていることの2位)

◇単なる飲み忘れは日付をつけるなどして対処
◇費用についてはジェネリックの検討など
◇腫瘍内科医と外科医が協力して、患者にケモやホルモン療法の説明をしている
 (国立がん研究センター東病院の例)

患者が服薬を途中で止めてしまう要因
無症状(←初期治療が終わった後)、認識不足、副作用、高額な医療費
→患者の意識への介入 チームによる介入要


<服薬中断による再発率が上昇することの懸念>
90%以下 1.04
80%以下 1.49
70%以下 1.84
60%以下 3.74

具体的な患者さんの例なども示しての説明で興味深かったです。
例)52歳 女性 閉経後(夫55歳 子供 高校生1人 大学生2人)
  術後補助療法としてフェマーラ開始ご6ヶ月で、関節痛、疲労感、若干の不眠の訴え
詳細:外来にて来院時に外来看護師が患者が「次回の来院日を延期したい」と言ってきた
   ことにより、看護師が不思議に思い主治医に連絡。主治医が診察時に残薬を確認した
   ところ、患者より「薬が余っている」ということを聞かされる。

でも、これは患者が正直に回答して、服薬がきちんとされてないということが発覚したけど
「飲んでます」と虚偽の回答をするケースもあるかもしれないから、ホント、最終的には
患者本人が理解し、受け入れ、正しい服薬をする、ということが大切ですね。



※録音禁止のため、また、プロジェクターを見つつ、先生方のお話を聞きつつの
走り書きメモのため、不完全な部分、また私の理解の不足、
自分の書いた文字がもはや判読出来ない!などなど不備がありますがご容赦下さい。

※アップしたいな~と思う情報がいくつかありますが、明日1日と来週8日が試験のため、
ちょっと遅くなるかもしれませんが、少しづつやっていきたいと思います・・・
(しかし、記憶力が・・・)
 
今回は、会長、渡辺亨先生のご尽力のお陰で、患者向けの無料セミナーがあったり
セッションのあり方も整理され、聴講しやすい流れでした。
亨先生、スピーチなんかも、毒あり(?)笑いありで、楽しかったです。
5000人以上の参加があって、今までで一番参加者数が多かったとのこと。

会場を埋め尽くす、あるいは行き来する多くのドクター
(ナース、検査技師さんなど医療従事者の方々)の姿を眺めつつ
日々の臨床・研究に感謝。お陰様で、こうして生かされてます。


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第21回日本乳癌学会学術総会 | コメント(6) | トラックバック(0)
コメント
凄いなぁ
よくメモが取れるねぇ。
そして、分かりやすい解説ありがとうe-343

私も来年は学会デビューしたいな。
願わくば、月の半ばでお願いしたい(と注文をつける(笑))
Re: 凄いなぁ
>FB☆AYAさん

大切な内容なのでなるべく自分の言葉に置き換えないようにして
もうメモできなかったとこは空白(笑)

来年は7月10日(木)~12日(土)大阪国際会議場→http://www.gco.co.jp/です。
No title
え!テスト前なのに有難いレポ、ありがとう!
たしかにたしかに費用は膨大ですよ~
子供に残すべきものを全部使ってる気はします・・・
でも生きてるならお金は巻き返せると思ってます。
たぶんこの治療費を使わないで早死にしたらよかったのにとは後々言われないと思うので(希望的観測?)薬頑張って飲みます。
Re: No title
>きよらさん

うん、なんか疲れちゃって結局テキスト開かず、今日の試験に臨みました。
これ7割くらい出来てないと、来週の本番の受験資格がもらえません。
(なんでかねー。合格率下げないためかしら・・・)

治療費の心配なく通院できるというのも、有難いことですよね。
様々な生活環境の方を含めての統計ですね。
このセミナーはよかったね!
こんばんは~!

今回の学会で、このセミナーは特に患者に寄り添ってくれていましたね。

聴講されていたお医者様方、
これに刺激を受けて昨日から実践されたのかしら~。
そして今頃へとへとになってる?(苦笑)

それにしてもよくこんなに覚えてるね~。
素晴らしいわ!
Re: このセミナーはよかったね!
>池うささん

は~お疲れ様でした。3日間お世話になりました!!
ええ、これは良かったですよね。
参加の先生も、すぐ実践します!の回答の方が多くて頼もしかったけど
反面、うわ~ただでさえ忙しいのに、これやったら外来まわせるのか~?
ドクターの方がダウンするのでは?と思ったり・・・

覚えてないよ~
自分のメモのうなぎのようなクネクネな文字が読めません~

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