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第9回 乳房再建講演会 1 リンパ浮腫

2012年07月07日
乳がん治療後に生じるリンパ浮腫について 
 前川二郎先生 横浜市立大学付属病院 形成外科


乳がん手術後も美しく リンパ浮腫について

何故リンパ浮腫になるのか?
・リンパの通り道が狭くなる
・リンパの流れの関所であるリンパ節がなくなる
・リンパの通り道が傷により圧迫される
・リンパ管が抗がん剤によって弱る

リンパシンチタイプ分類
タイプⅠ タイプⅡ タイプⅢ タイプⅣ タイプⅤ
軽度 →  →  →  →  →  →  高度

・浮腫は誰にでもある。一日歩いていると靴がきつく感じることがあるが
 健康な場合はこれがもとにもどる。見分けることが大切。
 (だけど、なかなか外見的なもので分からないこともある)
・1センチ程度は普通にしていても変わることがあるので
 浮腫かどうか判別できない(が、ふだんの計測は大切)
・自覚症状では、どのタイプにあるかは分からない

リンパ浮腫の治療
・リンパ節の障害か(手術・放射線治療による)
 リンパ管の障害か?(抗がん剤)
・評価
 身体的所見(問診・触診・視診、計測など)
 画像診断(超音波・CT・MRI・リンパシンチグラフィー)
・重症度評価ーリンパ管走行、リンパ動態
 1CGによる蛍光赤外リンパ管造影
 リアルタイムのリンパ動態
 マッサージ効果の評価

<保存療法>複合的理学療法
・薬物療法(利尿剤、利水剤)
・交感神経ブロック
・温熱療法
・マッサージ
・リンパドレナージュ
・弾性スリーブ
<外科療法>
・リンパ管静脈吻合術ー鬱滞したリンパを静脈へ流す
 ※鬱滞=血流などが静脈内などに停滞した状態
・リンパ管移植術
・浮腫組織除去
・トンプソン手術

治療のゴール
・重症度によって
・治療プロトコール 手術と保存療法の併用

今まで、リンパ浮腫になったらこうなっちゃいますよ!
という象の足のように太くなってしまった腕の画像を見せられて
そうなってしまったら、弾性スリーブやリンパドレナージュなどの
対処法しかなく、一生のお付き合いと思っていたけれど
今日のセミナーで術後、どんどんと改善されていく症例を
いくつか見せてもらって、もとの様に、あるいはもとに近く
治っていくことも可能なんだ!と知れたことが非常に収穫でした。

もちろん、今後も注意して生活していくことは大切だけど
むやみに恐れない、他の治療と同様
浮腫についても、戦っていく道具はあるのだ~と知れて良かったです。

前川先生も、手技の説明、溌剌と(?!)されていて頼もしかったです。

リンパのシンチグラフィは
骨シンチと似ている感じで、リンパの詰まっているところが
光って見えるんですね。
本来、静脈なんかは血液があるから青く見えるけれど、リンパは見えない。
それを造影することによって見えるようにして機能評価をします。
また、MRIリンパ管造影もあって三次元のレベルでのチェックも出来る。

計測や浮腫みの自覚といったものとは違うレベルで
リンパ浮腫を管理・治療できること、私は初めて知りました。
ただ、こういう検査は日本では(ここでもかいな)保険適応外とのこと。
検査による被爆量は胸のレントゲン一枚と同量。

有難いことに、検体して下さった方の
リンパ浮腫のリンパ管解剖から
「上肢リンパ浮腫屍体解剖から得られたリンパ構造」の図も。

オペの前だったか後だったかの診察で
想い出したオペ後。退院後初外来で
主治医診察のあと、資格のある看護師さんから
リンパ浮腫予防のマッサージの説明があるからと
リンパ浮腫に注意するように主治医に言われたとき
そもそも「リンパ(管/節)」ってものの概念が分からない
何か図に描いて教えて~とお願いしたら
人体図のパネルみたいなものを持ち出して
これがリンパ管~ここがリンパ節!と教えてもらったのだけれど
(アナログ~←いえ、とっても嬉しかったよ。看護師ちゃんに
もってきて~て言えばいいものを自分でバックヤード?に探しに
行ってもってきてくた)
今日はプロジェクター上に、オペやシンチの動画まで映して頂き
非常によく分かりました。今後、私が最も注意しないといけない事項
のひとつですから、これだけでも拝聴できて、大月まで来た甲斐があった~
と思ったものですが、その後の講義も更に実りがありました!


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コメント
ためになる~
像の足のようになるの私も恐怖を覚えてたので
よくなる症例があると聞き嬉しいです。
ホッとしました・・・

ブログ見ていてくれてて嬉しいです(^^)

前々回の記事読んだらすぐ
・・・私も足がつりました(><)
繰り返すかもしれないから今日の生活を書き留め、
記事にしてます。蕁麻疹もなんだよ、いやだわぁ・・・
Re: ためになる~
>きよらさん

私も、浮腫はなったら一巻の終わり!
と思い込んでいたので、ホッ。

ブログ見てますよー
もう、ふき出しの言葉や撮影角度によって
リカちゃんたちの表情が違って見えるのがツボ。
(たぶん)リカちゃん第一世代としては愛しすぎます。

つり&蕁麻疹、お大事にね。
蕁麻疹の方が服薬等で対処法が見つかりやすいかも。
フットワーク軽いよね
大月遠征、スゴイです。
そして…参考になります。

ガッツリと腋窩廓清されたけれど、術前と遜色なく動くせいか、
リンパ浮腫への危機感も薄れがちな私。
マッサージは抗がん剤直後からしてないし、ケガに注意ぐらい。

抗がん剤による究極のダイエット(!)の成果が腕にも見られ、
術前計測値よりも今の方が細い。
だから、浮腫んでも気が付かない可能性大。
ってゆーか、結構、重いもの持っちゃってます(汗)
教えて下さい。
横浜在中の私としては今リンパ浮腫が起こっていてとても心配な状態です。
術側の右腕の肘から下に痛みがあって、サポーターをしていないと動かしたりできなくて。
どのくらいの状態から診察を受けることができるのしょうか?
もう一度検査した方がいいのかなぁ~
とっても心配になりました。でもどの先生に診てもらえば良いのかちょっと安心しました。
Re: フットワーク軽いよね
>FB☆AYAさん

多少でも参考になれば嬉しいです。
あまり日々、神妙に?生活していくっていうのもあれですが
腋窩廓清なんかされちゃったこの身
自分で守ってあげないとね。
Re: 教えて下さい。
>carumiさん

前川先生の病院(もしくはその他)に
まずはご相談の電話を、かけてみるのがいいかな?
リンパシンチグラフィは、
あとはがん研有明、東大病院などで行っているようです。

良い対処法があり改善されるといいですねー。
Re: Re: 教えて下さい。
>carumiさん

横浜市立大のサイト
http://www-user.yokohama-cu.ac.jp/~prs_ycu/feature/f1.html
ありがとうございます
さっそく電話を掛けてみようと思います。
ありがとうございます。
No title
はじめまして。乳がんになって3年目です。とてもわかりやすく参考になります。ありがとうございます。今、再建を考えています。今回の講演会の佐武先生は、どんな感じの先生ですか。また黒田先生は女医さんなんですね。講演会の内容、よければ教えてください。
Re: ありがとうございます
>carumiさん

いい治療のきっかけとなるといいね~
Re: No title
>ひまわりさん

こんばんは。はじめまして。コメントありがとうございます。
3年目なんですね~。追いかけますよ~!
佐武先生は、なぐちゃんに負けないくらい若く見えるステキな先生ですよ。
美乳へのこだわりがハンパではないような気がします。
黒田先生は、実際とても若い女医さんですが、佐武先生がほめまくりです。
講演会の他のテーマもじょじょにアップしていきますね。
ありがとうございます
南雲先生、最近本屋さんでアンチエイジングの本をよく見ます。ごぼう茶、気になってました。50代に見えないです。佐武先生も若いんですね。録画してあるいのち乳房、週末見たいと思います。有名な佐武先生がほめる位、黒田先生は優秀なんですね。若くてかっこいい女医さんなのかな。
講演会のアップ、楽しみにしています。落ち込むこともありますが、とても励まされています。ありがとうございます。
Re: ありがとうございます
>ひまわりさん

こんばんは!
先週と今週の文春の記事のレポもアップしてないし
先週は女性セブンにも、なぐちゃんに再建してもらった方を
中心に、グラビア記事が掲載されていました。
いろいろアップしたい記事はあるのですが、しばし、お待ちくださいませ。
3年生のひまわりさんの存在は、1年生、2年生が励まされてます。

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