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思いがけない旅立ち がんに奪われるもの奪われないもの―縁(えにし)

2012年05月23日
叔父が亡くなったとの知らせを受けたのは昨日。
今日、勤務を早退し夕刻から通夜に参列。明日告別式。
前回の見舞時から、こんなに早く別れがくるとは思わなかった。
転院先を探しているという話も聞いていたので
また、病院が変わったら見舞いに行こうと思っていた。

可能であれば、もちろん、長く生きて欲しいと願ったけれど
―それは、彼の家族のためにー
抑制され、飲食も出来ない状態のまま「生かされている」ことが
良い終末期なのかどうか…
それでも、生きてこの世に存在していることと「いない」ことには
大きすぎる隔たりがある。

サバイバーとなってから、初めての葬儀への参列。
「親族席」側にいること。弔問客に一礼されること。
それを返している自分。
ある種、不思議な感覚だった。

命を見送ること。

昨夜「ガイアの夜明け」の『終活』の特集で見たような
斎場には、叔父のこれまでのメモリアルの写真や
越し方が端的に纏められた文章が書かれたモニュメントや
孫たちからのメッセージカードや絵が飾られていた。
遺影も、明るく朗らかな笑顔の写真が使われていた。
昔のように黒いリボンで覆われたりはしていない。

自治会長や少年野球の監督をしたり
定年後も活発な活動をしていた叔父。
がん罹患から旅立ちまで、あっと言う間ではあったけれど
その一年を除けば、職務を全うし、
孫の顔も見ることが出来て、家庭的にも恵まれた
幸福な人生だったように思える。
73歳ーというのは、平均寿命よりは早いかもしれないけれど
飾られていた様々な写真や活動の記録を読み返してそう思った。
従兄弟たちにもそう伝えた。「叔父さんは幸せな人生だったね」と。

お坊さんは、叔父たち(私の生母の兄弟姉妹)
の実家方の菩提寺のある長野から
こちらまで出てきて下さっていた。

聞き取れるお経の言葉のひとつひとつが
胸に染み入ってくる。
―生あるものは必ず滅する―
でも、やっぱりそれは、遠い未来であって欲しい。
誰にとっても。

弔問の方々が、お清めの席に移られた後
祭壇の前でお坊さんが親族に向かってお話をして下さった。

本日、仏様は、こうして皆さんがお顔を合わせる
縁を作って下さった。
奥様はご主人に代わって今後は家族の支柱となることが供養
お子さんたちは、今までお父様がしてきた代わりに
お母様を支えることが供養
ご親族の方々は、このご家族の力になってあげることが供養です、と。

力になる―というのは難しいけれど
叔父ががんと向き合ったことは、しっかり記憶しておきます。

棺に横たわる叔父は、病室で会った時のように
やせ細った印象ではなく、精悍に整ったハンサムさんだった。

父の時のことを想い出した。
生きて呼吸をしている肉体と
もう呼吸をしていない肉体は違う。
それでも、まだ「肉体」がそこにあること。

火葬されて、もう「いなくなってしまった」ことが
本当に辛かった。

明日は叔母や従兄弟たちにとって
今日より悲しく辛い時間になってしまうでしょう…


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家系樹 ファミリーツリー | コメント(8) | トラックバック(0)
コメント
お礼
はじめまして。
私は今週全摘+再建の手術をうけました。
ずっとこのブログに励まされてきました。
私のなかでyanchanさんは山口智子のようなアクティブでお茶目なイメージなんですよ。お礼が言いたくて初コメしました。
No title
yannchanさん...

なんだか重いね...。すべてが伝わってくるよ。

うん...何も言えないね...。

yannchanさんは、私もアクティブなイメージです。
Re: お礼
>マコさん

こんばんは。はじめまして。
全摘、再建の手術直後のところ、コメント頂きありがとうございます。
痛みなく、順調に過ごせていますか?
>ずっとこのブログに励まされてきました。
そんな風に言って頂けて、私の方が励まされました。
もちろん、情報が共有できれば、自分が必死でブログ検索していた時のように
誰かの役に立てれば・・・という気持ちもありますが
結局は、こうしてコメント頂けたり、誰かがこの気持ちや想いを
聞いて(読んで)くれている…ということで
自分の慰めとなっているのですね。

術後のところ、お気遣い頂き、こちらこそお礼申し上げます。
お大事にお過ごし下さいね。
Re: No title
>りかこさん

コメントありがとうございます。
自分がこの世を去ることにまったくリアリティなく生きていたときの、
葬儀への参列とこうして、命と真摯に対峙せざるを得ない状況になった
今だから感じることが違うのかもしれません。

でも、今日、しっかりと「別れを告げる」お式をして
よく生きた人の旅立ちは、天にはれやかに昇っていくものだと感じました。
No title
はじめてお邪魔いたします、mnです。宜しくお願いします<m(__)m>
叔父さまの事、残念でしたね。
うちも18年近く同居した義母が4月に亡くなりました。
自分が病気になり人が逝く事に対し、今までとは違う気持ちを感じました。

もう長くないと先生に言われ、病院で管に繋がれ細く生きるより
自宅に帰った方が幸せなんじゃないかなぁって思いました。きれい事ですが・・・

なぐちゃん本「乳癌百話」が手に入り読み進めています。
もっと早く読めばよかった。
教えて頂いてありがとうです!

叔父さまのご冥福をお祈りいたします。

Re: No title
>mnさん

こんばんは。コメントありがとうございます。
同居のお義母様のご逝去ということで、より深い想いがおありでしょうね。
辛かったでしょう。

今、ある程度医療の力で生かされることが出来るから
どの時点での天命かが難しいですよね。

乳癌百話、これから治療を開始する方にも
ひと段落ついた方にもお奨めですよね。

年長者たちの旅立ちは、
良い人生を全うしたのだ-と祈ることに致しましょう。
そうだよね、
生きてる人がしっかり生き抜くのが供養とは、いいね~。前向きな気持ちになれそう。
日々そうなんだと思える毎日にしたいやね。
Re: そうだよね、
>きよらさん

おはよう。コメントありがとう。
今日は、なにか早く起床でき、お弁当作って、シャワーして
PCしてます。やれることからコツコツと(笑)

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